今年の桜は例年より早いとの情報に内心「遅かったか？」と心配しながら、迎えた「4月9日（木）」。
　花曇りの朝10時前に、参加者25名全員が京都ＪＲ花園駅に集合。

まず、妙心寺境内を北上し石庭で有名な「龍安寺」に向かう。一番心配された石庭の「枝垂れ桜」も
春の余韻を惜しむかのように、大勢の観賞者の前でまだ咲いていました。外池の周りをしみじみ味わいながら、
「御室の仁和寺」に移動。御室の桜は、京都でも最後に咲くと言われていますが、
当日はラッキーなことに前年より四・五日早く満開で五重の塔に映えて素晴らしい風景を、我々に見せてくれました。
境内の「三つ葉つつじ」や「枝垂れ桜」も十分に観賞。写真を取り捲る外国人観光客の合間を見て、
参加者の集合写真を撮りました（写真）。

再度、妙心寺に戻り、ＪＲ「京都に行こう」で有名になった「退蔵院」の庭園を訪れた。庭園に１歩足を踏み入れると、
　まず訪れる人々は「枝垂れ桜（写真）」の大迫力にド肝を抜かれ、ただただ圧倒されます。
　庭園の奥にある枝垂れ桜・小滝・池などはこじんまりとしていますが、存在感のある洗練された素晴らしい庭園で、
　四季折々の草花も楽しめる「おすすめの庭園」です。余裕をもって、庭園をたっぷり観賞した後、予定より早く13時頃に、
　門前にある老舗ミシュラン1つ星の精進料理店「阿じろ」にて、会食を頂きました。

めいめいが、それぞれに楽しみ無事終了。三々五々、帰途につきました。
　今回、前日までの雨も上がり、二・三日前から急に冷え込んだことも幸いして、訪問先の三つの寺院とも、
　桜がきれいに咲いて、我々を待っていてくれたことは、参加された皆様の日頃の精進の賜物と深く感謝申し上げます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2015年4月9日　　　上村幸弘