２０１４年度は、春と秋の２回実施致しました。
春は、５月８日「札幌護国神社と中島公園散策」を企画しました。
天候にも恵まれ、明治１０年の西南の役に戦病没した屯田兵の霊を慰めるために
明治１２年に創建された札幌護国神社の境内の桜も見頃を迎えていて、
中島公園では丁度園芸市が開かれ、色とりどりの花や木々が並べられ、とてもきれいでした。
高級西洋ホテルとして開拓使が建造し、
最初の宿泊客が明治天皇ということでも知られている豊平館は残念ながら修復中で入館できませんでしたが、
徳川家の茶道の指南役小堀遠州（こぼりえんしゅう）が建築した「八窓庵（はっそうあん）」を見学し、
ほぼ満開の桜並木を花びらのじゅうたんを踏みしめながら歩きました。
秋は、１０月１６日エルムの森と言われている北海道大学の構内を、
札幌農学校から現在に至るまでの貴重な標本や資料が展示されている総合博物館や
「少年よ大志を抱け」でも有名なクラーク博士の胸像や樹齢約１００年になるポプラ並木の牧歌的風景を楽しみながら、
秋の北海道大学で最も美しいスポットとして広く知られているイチョウ並木の黄葉を散策しました。
風の強い日の翌日にはイチョウの実の銀杏があちこちに落ちていてそれを目当てに来る人も多いそうです。
観光客も多く見受けられましたが、あいにくの曇天で今にも雨が降りそうでしたので早めにランチにしました。
札幌に住んでいても、その歴史の一つ一つを知る機会があまりないので、
今後も、同行会の方々のご意見を参考に、歩きながら札幌市内再発見ができる企画を考えたいと思います。
幹事 牧野 仁美