先ずは「ANA機体工場」見学です。人気の施設で11月の予定でしたが
予約が取れずに12月の本日に延期になったほどです。
当日の待合室フロアーは小学生Grから
小生たち高齢者Grまでの予約客で溢れていました。
見学者は20人ほどを１Grとして３組のグループに分けられました。
私たちは1つのグループとして単独で行動できました。
見学時間は1時間半。前半30分は広い講堂で全員を対象に、
整備工場の紹介とクイズ形式による解説があり、
後半1時間が整備現場の見学にあてられました。
飛行機が飛 ぶのはエンジンの推進力と主翼が受ける浮力の合体によるもの。
格納庫は 東京ドームの1.8倍の広さ。ポケモンジェット機の絵は手書きだ。
燃料はドラム缶1077本分などの基礎知識を仕入れてから
機体のある格納庫に出発です。

何故期待以上の見学内容だったのかというと理由は一つです。
飛行機は精密部品の集合体です。
一つでも部品が無くなる事があってはいけません。そのため、
見学者は２階の見学通路から眺めるだけになるものだと勝手に思っていたのです。
しかし違っていました。私たちは機体整備のフロアーに直接案内されたのです。
そこは整備士さんたちの作業現場です。彼らの作業中の姿を見ているだけで
気分が高揚してきました。この嬉しさは判っていただけますね。
全員の目が輝いていました。
一応私たちは礼儀として少し離れて作業の様子を見学させていただきましたが、
それにしても間近で見る飛行機は本当に大きいです。
写真で分かりますね。その飛行機が広い格納庫に何機も入っているのです。
興奮しないわけは ありませんよね。当然、施設は何もかもが大きいです。
例えば、格納庫の扉 は20枚ぐらいはあると思いますが、
その1枚が25ｍプールと同じ面積なのです。逆に以外と小さく感じたのはタイヤです。
もっと大きいと思っていました。タイヤは1ヶ月ぐらいで磨耗により交換するそうです。

もう一つ貴重な体験がありました。
写真は格納庫から外の飛行機の離発着の様子を眺めているところです。
格納庫と滑走路には段差がありません。言いたい事が分かりますね。
私たちは滑走路に立った目線で飛行機の離発着を眺 める事ができたのです。
こんな経験は初めてです。
見学終了後、展望デッキ からも飛行機の離発着を眺めましたが、
その臨場感は比較になりませんでした。
後日、参加できなかったメンバーに今回の様子を話したら、
「今度はJALの整 備工場見学を企画してくれ。絶対行きたい。」
と頼まれてしまいました。