６月度の歩こう会は、久留米市の耳納山麓に建つ千光寺、通称「あじさい寺」を訪問した。

６月１１日当日は、梅雨の合間の晴天に恵まれた。西鉄久留米駅に集合し、
善導寺行きバスで千光寺に向かう。柳坂で下車し、15分ほど歩くと千光寺に到着した。
境内を抜けた本堂の裏庭は小高い山になっており、約7000株の色とりどりの紫陽花が
見事な満開。ワーという歓声があがる。雨にしっとり濡れた紫陽花を１時間余り見て回り、
その後はあじさい祭りの期間中だけ本堂で開催されているという住職の「陶地蔵・仏画展」を
拝見した。

千光寺からの帰り道は柳坂曽根の「櫨（はぜ）並木」を歩いた。
ここは200本余りの櫨が１kmにわたって続き、11月には葉が紅く色づき、その美しさから
街路樹百景にも選ばれている。今はろうそく用の木ロウとなる実がたわわに生っていた。
かつて、久留米藩内で植栽されていたものの名残で、県の天然記念物に指定されている。
30分ほど歩き、太郎丸のバス停から西鉄バスで最後の目的地「久留米温泉」に向かった。

いつもながら、歩こう会の締めは温泉。ゆったりと湯に浸かり、疲れを癒す。
湯あがりは待ちに待った冷たいビールで乾杯。

7月、8月の歩こう会は夏休み。9月の行き先は未定だが、能古島や志賀島の希望があがっている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　世話人；　関 千秋、大和千靱