＜平成29年2月度＞
| 啄木鳥会は毎月第二水曜日に開催されています。 2月度は8日（水）に12時30分から山田閏子先生ご指導の下、豊友会ラウンジで句会が行われました。 今月度の欠席者は、佐賀県在住の田中道舟さん、体調不良で齋藤碧水さん、お仕事があり松野馬笑さんと浅井吾水さんが欠席されましたが、田中さん、齋藤さん、松野さんは欠席投句されました。 最近、体調不良だった橋本楽胤さんが久々にお顔を見せられました。 昨年11月度から会員になられた福井彩華さんと宮田珠光さんはもう立派な俳句を披露されています。 今月度の兼題は「春寒」、「寒明け」と「梅一切」でした。各自が５句を投句しました。 投句された会員の作品のうちの一句を以下にご紹介させていただきます。 啄木鳥会会長 矢倉 （文責 矢治） |
ふるさとの海鳴を聞く寒の明け 山田閏子先生
人波に護摩のほのほや梅日和 赤塚深水
夫の忌やあの日の如く梅の花 岩佐はるか
春寒の野歩きの後コーヒーを 大坪歩楽
診立て待つ色の無き部屋春寒し 小俣三休
梅蕾むどの子も元気書道展 海外夢涼
さまざまの足跡畑に寒明ける 黒山茂英
待ちわびし梅の一輪芳しく 小泉山月
立春や人気のケーキ列長し 斎藤光星
友逝きて星また増えし寒の明け 齋藤碧水
白梅の影蹲にゆらぎけり 重田遊糸
立春の庭にボールのころがり来 田中道舟
紅白の梅の盆栽咲き乱れ 橋本楽胤
春寒し見舞帰りのまわり道 福井彩華
亡き妻の思い出梅の香に浸り 松野馬笑
梅一輪開きし朝に文届く 宮田珠光
護摩焚きの太鼓の響き春寒し 矢倉乱白
春寒し寺の廊下の軋む音 矢治宏風
流れ出る水音高く寒開くる 屋代弁采
伎芸天淑気満つ闇纏けり 吉武霞洞