＜平成29年1２月度＞

12月度の啄木鳥会は、13日（水）12時30分から豊友会ラウンジにて
山田閏子先生ご指導の下、句会が行われました。
今月度の欠席者は、佐賀県在住の田中道舟さん、所用があった松野馬笑さん、
橋本楽胤さんで、怪我治療中の斎藤碧水さんも欠席されました。
体調が戻られた赤塚深水さんと小泉山月さんが出席されました。
全員、欠席投句されました。

句会終了後、茗荷谷駅近くで忘年会が行われました。
今月度の兼題は「朴落葉」、「クリスマス」と「冬日」でした。
各自が５句を投句しました。
投句された会員の作品のうちの一句を以下にご紹介させていただきます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　啄木鳥会会長　矢倉（文責矢治）

　　　今年また天使になれず聖夜劇　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　山田閏子先生

　　キャンドルに輝く瞳クリスマス　　　　　　　　　　赤塚深水　　　　　　　　　

　　ラガー等の土に塗るる幼顔　　　　　　　　　　　　岩佐はるか

　　朝歩き凍てし野道を心して　　　　　　　　　　　　大坪歩楽　　　

　　日を求め横歩きする冬の蝿　　　　　　　　　　　　小俣三休

　　　　商店街一足先にクリスマス　　　　　　　　　　　　海外夢涼

　　　　重ねたる草鞋のやうな朴落葉　　　　　　　　　　　黒山茂英

　　越後路や時雨の空のどこまでも　　　　　　　　　　小泉山月

　　　　冬薔薇別れの言葉蘇る　　　　　　　　　　　　　　斎藤光星

　　　　朴落葉石段踏みて増上寺　　　　　　　　　　　　　齋藤碧水

　　　　　　　　公園の猫まるくなり朴落葉　　　　　　　　　　　　重田遊糸

　　リハビリの折紙多彩聖樹かな　　　　　　　　　　　田中道舟

　　窓を見てサンタのおじさん待ってをり　　　　　　　橋本楽胤

　　　　残り柿ついばみ騒ぐ雀たち　　　　　　　　　　　　福井彩
　　　　
　　　　冬日影行くだけ行くか我一人　　　　　　　　　　　松野馬笑

　　　　病室にひびく讃美歌クリスマス　　　　　　　　　　宮田珠光

　　遠富士や冬日満ちたる浜離宮　　　　　　　　　　　矢倉乱白

　　店先はおとぎの国やクリスマス　　　　　　　　　　矢治宏風

　　　　冬の日の荒き波間や佐渡島　　　　　　　　　　　　屋代弁采

　　炬燵出てテレビ体操始む妻　　　　　　　　　　　　吉武霞洞