＜平成30年1月度＞

1月度の啄木鳥会は、10日（水）12時30分から豊友会ラウンジにて山田閏子先生ご指導の下、句会が行われました。
今月度の欠席者は、佐賀県在住の田中道舟さん、所用があった齋藤碧水さん、　吉武霞洞さん、体調不良の赤塚深水さんが欠席されましが、全員欠席投句されました。
今月度の兼題は「水仙」、「日脚伸ぶ」と「葉牡丹」でした。各自が５句を投句しました。投句された会員の作品のうちの一句を以下にご紹介させていただきます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　啄木鳥会会長　矢倉（文責矢治）

　寒凪や真珠筏をすべる波　　　　　　　　　　　　　山田閏子先生

　　　ベランダの小花いきいき日脚伸ぶ　　　　　　　　　赤塚深水
　　　日脚伸ぶパンダに群るる子らのほほ　　　　　　　　岩佐はるか
　　　日脚伸び野道歩きの気も軽し　　　　　　　　　　　大坪歩楽
　　　日脚伸ぶラピスラズリに染まる空　　　　　　　　　小俣三休
　　　蝋梅の膨らみ香る花屋かな　　　　　　　　　　　　海外夢涼
　　　畝立ての農影長く日脚伸ぶ　　　　　　　　　　　　黒山茂英
　　　日脚伸ぶガラス戸越しの人の影　　　　　　　　　　小泉山月
　　　遠き咳近き咳あり寝台車　　　　　　　　　　　　　斎藤光星
　　　干支新た水仙の水取替へし　　　　　　　　　　　　齋藤碧水
　　　鉢植の葉牡丹の下猫の顔　　　　　　　　　　　　　重田遊糸
　　　よく動く妻の歩行器日脚伸ぶ　　　　　　　　　　　田中道舟
　　　水仙の寒さの中に凛と咲く　　　　　　　　　　　　橋本楽胤
　　　初日の出老いに負けじと祈念する　　　　　　　　　福井彩華
　　　水仙花その明るさを風に乗せ　　　　　　　　　　　松野馬笑
　　　波高く上がる岬の野水仙　　　　　　　　　　　　　宮田珠光
　　　日溜りに早や水仙の狭庭かな　　　　　　　　　　　矢倉乱白
　　　葉牡丹や規則正しく渦を巻き　　　　　　　　　　　矢治宏風
　　　葉牡丹の渦の巻きこみ色深め　　　　　　　　　　　屋代弁采
　　　日脚伸ぶ日々の散歩も日々に伸び　　　　　　　　　吉武霞洞