＜平成30年7月度＞
| ７月度の啄木鳥会は11日の12時30分から15時まで、山田閏子先生のご指導の下、豊友会事務所会議室で行われました。例会終了後、暑気払いの会が行われました。 今月度は、佐賀県在住の田中道舟さん、体調を考慮された赤塚深水さん、手術後の養生中の 松野馬笑さん、所用があった矢治の、計4名が欠席者でしたが、欠席者全員が欠席投句をされました。 今月度の兼題は「梅酒」、「昼寝」と「日焼け」でした。各自が５句を投句しました。投句された会員の作品のうちの一句を以下にご紹介させていただきます。 啄木鳥会会長 矢倉（文責 矢治） |
留守番を頼まれゐしが大昼寝 山田閏子先生
エアコンを入れて車の昼寝かな 赤塚深水
そのままがいいよと言うて日焼子に 岩佐はるか
あちこちの夏の豪雨に避難指示 大坪歩楽
そよ風のページをめくる昼寝かな 小俣三休
カラカラと氷の音を梅酒飲む 海外夢涼
介護士の日焼の腕頼もしく 黒山茂英
声のせぬ昼寝最中の保育園 小泉山月
みじろぎもせず棟梁の三尺寝 斎藤光星
梅雨晴の落柿舎の森風さわぐ 齋藤碧水
いつの間に本を枕に昼寝かな 重田遊糸
三尺寝ニッカポッカの足の裏 田中道舟
夕風に梅酒を飲みて一休み 橋本楽胤
七度目の腰手術終へ梅酒かな 松野馬笑
ぐずりし子天使のような昼寝顔 福井彩華
縦走をせしと日焼の山男 宮田珠光
日焼子の潮の香りを運び来し 矢倉乱白
昼寝覚部屋に夕日の入る頃 矢治宏風
食前の梅酒に酔ひて饒舌に 屋代弁采
窓開けてビルの谷間の三尺寝 吉武霞洞