＜2019年10月度＞
| 10月度の啄木鳥会は、台風19号の本土接近の情報がある中、しかし、秋らしい一日でしたが、定例開催日の10月9日（水曜日）12時30分より豊友会事務所会議室で山田閏子先生のご指導の下に行われました。 今月度は佐賀県在住の田中道舟さん、体調を考慮された赤塚深水さん、大坪歩楽さん、小俣三休さん、所用があった吉武霞洞さんの5名が欠席されました。 大坪さん、小俣さんを除く皆様が欠席投句をされました。 今月度の兼題は「秋祭」、「秋風」と「新米」が出されました。各自が５句を投句しました。投句された会員の作品のうちの一句を以下にご紹介させていただきます。 啄木鳥会 矢治（文責） |
| 歩きてもとどまりゐても秋の風 真白なる湯気新米の炊き上り |
山田閏子先生 | ||
| 京に住む友は米寿の秋祭 慎重に水加減する今年米 新米のおかずは何に妻の問ふ 秋風の吹き竹林生き生きと 町角を曲るや颯と秋の風 刈り取りの済みし野良より秋の風 豊年の風にはためく万国旗 秋風や庭の草花入れ替わり 秋風を聞くや仏の大き耳朶 子規の才欲しや洋梨丸齧り ビーフシチュー唇熱し秋の風 給食に学校農園今年米 節くれた手に横笛や秋祭り 鰯雲富士へとつづき茜色 秋風や今年逝きたる友のこと 朝夕の風はいつしか秋となり 秋祭ふるまい酒に歩み留む |
赤塚深水 岩佐はるか 海外夢涼 川畑祐栄 黒山茂英 小泉山月 斎藤光星 齋藤碧水 重田遊糸 田中道舟 松野馬笑 福井彩華 宮田珠光 矢倉乱白 矢治宏風 屋代弁采 吉武霞洞 |