＜2019年12月度＞
| 12月度の啄木鳥会は、厳しい寒さも和らぎ、午後からは日射しも覗いた暖かい一日でしたが、定例開催日の12月11日（水曜日）12時30分より豊友会事務所会議室で山田閏子先生のご指導の下に行われました。 今月度は佐賀県在住の田中道舟さん、体調を考慮された赤塚深水さん、岩佐はるかさん、所用があった松野馬笑さん、齋藤碧水さんの5名が欠席されました。 なお、小俣三休さんは体調を考慮されて11月度で退会されることになりました。小俣さんは体調が回復され次第、再度、啄木鳥会に参加されます。はるかさんを除いた4名の皆様は欠席投句をされました。 今月度の兼題は「白障子」、「おでん」と「年用意」が出されました。各自が５句を投句しました。投句された会員の作品のうちの一句を以下にご紹介させていただきます。 啄木鳥会 矢治（文責） |
| 卒寿なる母の起居や白障子 ふるさとの海鳴り語りおでん酒 |
山田閏子先生 | ||
| 白障子色の褪せをり明治濃し 手袋を忘れ野歩きちと厳し 二三鉢花を買ひ来て年用意 子等集め障子に写す影絵かな 今年また出来る幸せ年用意 大根の順に売れ行くおでんかな 小春日の大地に低く蝶飛ベリ すべり台ならぶ子たちも落葉踏み 年用意終れば皆で鍋囲む 予定表作ることより年用意 ガード下おでん屋開店即満席 茹で卵蒟蒻逃げるおでん鍋 年用意棚の奥から朱塗椀 冬落暉製油所の影黒々と ひっそりと閉ざす障子に人の影 アメ横の威勢良き声年の暮 年用意散髪終へてすべて終へ |
赤塚深水 大坪歩楽 海外夢涼 川畑祐栄 黒山茂英 小泉山月 斎藤光星 齋藤碧水 重田遊糸 田中道舟 松野馬笑 福井彩華 宮田珠光 矢倉乱白 矢治宏風 屋代弁采 吉武霞洞 |