2019年度　春季総会報告
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　実施日：2019年5月28日（火）　文　飯沼 典雄、写真　森　信行　　　　　　　　　　

会場風景

特別講演　大和隆志執行役 懇親会風景

令和元年の東京支部春季総会は5月28日（火）ホテルメトロポリタンで206名の参加を得て盛大に開催されました。 司会飯島理事の開会宣言で、冒頭、原監事より逝去された会員のお名前が読み上げられ、参加者全員でご冥福を祈り黙祷を捧げました。 　総会では岡林 功理事長から、全国の会員数が1819名、東京支部が939名と会員数の50%を占めること。支部の平均年齢が71.7歳であること。総会の出席率が各支部最低の24.1%であること等から、3つの課題提起がありました。①会員の年齢層が広がり（95歳～44歳）と帰属意識ギャップの更なる広がり、②休眠会員への対応も含め本会活性化策の検討が必要、③会員ファーストでの資金還元方法の模索、課題対策として活性化策検討委員会を設置したことが報告されました。 　次に野下晴夫支部長から、2019年方針として昨年に引き続き、3本の矢①魅力あるイベントの企画、②同好会支援、③社会参加活動が示され、昨年「秋の集い」時のアンケート、前述の活性化プロジェクトで方向性を見出し、来年2020年の設立35周年に繋げたいとの説明がありました。なお、今年の「秋の集い」は10月25日（金）開催、イベントはオールディーズハンド「MR.GOODIES」の演奏を予定している旨の告知がありました。また、2016年「秋の集い」から80歳以上の参加費無料化を実施してきたが、今秋から3000円徴収をお願いすること説明、拍手をもってご了解いただきました。 　その後、新会員85名のうち参加された28名の紹介があり、賀寿者お祝いでは、卒寿1名、米寿4名、傘寿12名、喜寿17名、古希11名の紹介がありました。 代表して志賀 彰様からは、入社当時と喜寿を迎えた近況をユーモアたっぷりにお話しいただきました。 　次に事務局から2018年度決算・監査結果及び2019年度の予算が報告され、拍手をもって了承されました。本部広報からは豊友会だより63号発行につき飯島理事から、HPの現状につき大杉理事より報告がありました。 　休憩後エーザイ（株）CH事業部CRM部の高添智子様から、新任のご挨拶と会員向け通販品のご紹介がありました。 　特別講演は「エーザイがん領域における創薬戦略-がんの進化を理解して治癒の実現をめざす」と題してエーザイ（株）執行役の大和隆志様のお話しを伺いました。がんの進化過程は細胞個体での自然選択から始まり突然変異、環境との相互作用、抗がん剤の投与などが影響し、これらの変化に対してエーザイでは免疫モジュレーター作用、がんドライバー遺伝子標的阻害剤、ネオアンチゲン療法並びにエリブリンをプラットホームとした微小環境改善剤などでがん治療薬開発を進めているという大変夢のある内容でした。 　休憩後佐藤理事の司会で懇親会に移り、喜寿を代表して佐藤紘一様からご挨拶と乾杯のご発声があり、歓談に入りました。今回は新会員の参加も多く、東京支部も若返ったような雰囲気が醸し出され懇親会は盛大かつ活況に進行しました。 中締めは新会員を代表して橋本純正様のご挨拶と関東1本締めのご発声を頂き、滞りなくお開きとなりました。 　今回も参加いただきました会員の皆様に世話人一同感謝申し上げます。