（2011/4/19） 永坂更科 布屋太兵衛　　港区麻布十番１－８－７ 　　　　　　　　　　　 　　　　（都営大江戸線 麻布十番駅　徒歩１分）　 　本物の更科そば（蕎麦の実の中心部だけ使う、酒で言うと大吟醸みたいなもの）を食べたい。 　更科のメッカである麻布十番に向かいました。ここには３軒も更科の蕎麦屋があります。 　ここの商店街を歩くのはすごく楽しい。庶民的で少しオシャレな小さな店が続いている。 　商店街の入り口に、代々殿様に蕎麦を献じていたことから始まった永坂更科布屋太兵衛がある。 　いつもの調子で、御前そば（天ぷら付き）と熱燗を頼む。熱燗は岩手の酒（あさ開）の超辛口、 　地味な感じだが旨い、そして付け出しの大根の醤油漬けが逸品、素晴らしい組み合わせだ。 　飲み終わる頃に御前そばが届く、いかにも更科という白く細く雑味なく、喉越し最高で旨い、 　当たり前だが風味は弱い。汁は甘汁と辛汁の２つが出てくるので、それぞれの味が楽しめる。 　蕎麦はニッパチに限ると信じているが、たまには芸術品のような更科蕎麦も良いなと思えた。 　現時点での個人的評価は、ニッパチ＞更科だが、もう一軒更科に行って確認しようと決断した。 　店内は都心のレストランという感じで、２００年以上も続く老舗の雰囲気はない。 　サービスも悪くはないが、取り立てて褒めるところもない、店員の人柄は良かったが．．．